【おすすめラノベ】「ニートだけどハロワにいったら異世界につれてかれた 2」レビュー
ニートだけどハロワにいったら異世界につれてかれた 2
書籍情報
書籍名 | ニートだけどハロワにいったら異世界につれてかれた 2 |
著者名 | 桂 かすが(かつら かすが) |
レーベル | MFブックス |
出版年 | 2013年 |
ストーリー紹介
ハロワの求人票に応募した山野まさる(23)。剣と魔法のファンタジー 箱庭世界ラズグラドワールドのテストプレイ。しかし、それはゲームではなく実在する異世界でのテストプレイだった。20年以内に滅びるというこの異世界で、ハーレムを夢に生き抜く山野まさるの異世界ライフがはじまった。
そして、前回のドラゴン討伐の報酬で家を借り、奴隷のサティを購入したマサルのハーレム生活の第一歩が今はじまる。
こんな人におすすめ
就職活動や転職活動など求職活動の不安に、包容と奉仕による癒しが欲しい人におすすめ
私のお気に入りポイント3選
読んだタイミングや環境によって思うことは人それぞれ、あくまで個人的な見解として、私が好きな人物や場面などをご案内します。
お気に入りポイント①
お気に入りポイントひとつ目は、アンジェラとエリザベスがスパルタなところです。マサルが借りた家に同じタイミングで訪れたふたり。ひょんなことから魔法修行を行うことに。ナイフを手に回復魔法の練習をしたアンジェラとの水魔法練習、目に見えない風の魔法を感じるためマサルの体を的にしたエリザベスの風魔法練習。
『そんなことより!風も法の修行をするわよ!』
ニートだけどハロワにいったら異世界につれてかれた 2 | 桂 かすが
『マサルは水魔法の練習をするの!私の方が先に教えていたんだからね』
どちらが早くマサルに魔法を覚えさせれるか張り合うアンジェラとエリザベスの訓練は、ヴォークト軍曹とは違う鬼教官ぶりを発揮します。ふたりが張り合う姿はおもしろいですが、ひとりひとりがマサルに接する時は、ほんとに可愛いので必見です。
お気に入りポイント②
お気に入りポイントふたつ目は、サティです。マサルがドキドキしながら奴隷商を訪れたのが新鮮でしたが。サティは黒髪ショートの猫耳猫尻尾のまだ少し幼い感じのかわいい少女。元の場所に戻りたくない少女が、ドジな部分もありながら一生懸命マサルに尽くす様子が、たまらなく愛おしいです。みなさんも感じてください。
『でも!わたし昨日だって、先に寝ちゃって、マサル様を床に寝かせちゃうし、料理もうまくできないし……マサル様はなんでもできるすごい魔法使いだから、わたしなんかいらないんじゃないかって……』
ニートだけどハロワにいったら異世界につれてかれた 2 | 桂 かすが
お気に入りポイント③
お気に入りポイントみっつ目は、マサルの成長です。スキルは簡単に取得できるけど、それを扱うだけの熟練度が足りていないことを身に染みて理解した回でした。資格は取得したけど経験がなくて、仕事にそれを活かすことができないような状態と似ているのかなあ。無双できるようなチートはなくても、それでも今できることをして戦うマサルの、悩みながらも成長していく姿には胸がじーんとします。
『もっとうまくやれたとか、お前にそんなこと言うやつはいないさ。一人でできることなんかたかが知れているんだ。お前には兵士一同感謝しているんだ。もう一度礼を言う。マサル、ありがとう』
ニートだけどハロワにいったら異世界につれてかれた 2 | 桂 かすが
さいごに
いかがでしょうか、いろいろと成長することができたマサルが素晴らしかっです、嫉妬してしまいました。それに、アンジェラとエリザベスが張り合っているのと、サティとティリカがすごく仲良しなのが対照的でおもしろかったです。仲良しが一番。では、ありがとうございました。