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【おすすめラノベ】「異世界で俺だけレベルが上がらない!だけど努力したら最強になれるらしいです?」レビュー

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異世界で俺だけレベルが上がらない!だけど努力したら最強になれるらしいです?

書籍情報

書籍名異世界で俺だけレベルが上がらない!だけど努力したら最強になれるらしいです?
著者名澤 檸檬(さわ れもん)
レーベルアルファポリス
出版年2022年

ストーリー紹介

 神が創ったファンタジー世界、その世界はいろいろな要素を詰め込んだことで魔素が溜まり続けており、限界を超えた魔素は大爆発し世界が消滅する。回避方法は、魔素を減らすこと。魔法が使えない存在が、魔素を吸収することで魔素を減らすことができると考えた神は。。。
 「お客様対応室」(クレーム対応)で働く倉野 敦(くらの あつし)(29)、その日の仕事を終え退社する途中、転移先の神の身勝手な行動により異世界に転移させられる。神からの「並々ならぬ努力をすれば必ず結果がついてくる」特殊能力と理不尽を受け入れたクラノの異世界生活が今はじまる。

こんな人におすすめ

とくにやりたいこともないけど、なにかやらないといけないなぁと思っている人におすすめ

私のお気に入りポイント3選

読んだタイミングや環境によって思うことは人それぞれ、あくまで個人的な見解として、私が好きな人物や場面などをご案内します。

お気に入りポイント①

お気に入りポイントひとつ目は、宿屋の女将さんです。クラノが最初に到着した町ルニアでお世話になる宿屋「雪の兎亭」の女将さんなのですが、いろいろな冒険者や商人をみてきたからか、心を動かされるような助言をしてくれます。クラノの生き方が変わる瞬間だと思います。でも素直に話を聞いて行動するクラノもすばらしいですが。

雪の兎亭に宿泊した旅人達の経験から女将のフィルタを通して掛けられる言葉には、活力を与えてくれます。仕事でモチベーションがあがらない、だけどやりたいことも見つからないと考えている自分にとって、行動する勇気を少しもらうことができた気がします。

お気に入りポイント②

お気に入りポイントふたつ目は、グランダー伯爵家執事シラムです。ルニアの町からエスエ帝国の帝都へ向かう道中に出会った、グランダー家のご令嬢レイチェルとその執事シラム。老人であるシラムの「おいぼれジョーク」がおもしろいです。なにかと自分のことを「おいぼれ」と繰り返して自虐的なので、実際その場にいあわせると笑っていいのか困りそうですが。。。

ただし、まったく枯れていません。この人にお願いすれば大丈夫と思わせてくれる安心感があってとても頼もしいです。年をとっても熱意をもって働くことができる。とても羨ましいです。

お気に入りポイント③

お気に入りポイントみっつ目は、秘書のジュドー・カポネです。エスエ帝国に駐在しているビスタの特命全権大使レオポルトの秘書のジュドー。ちなみにビスタは獣人の国でレオポルトは猫耳、ジュドーは黒い兎耳です。ジュドーという名前と黒い兎耳に丁寧な言葉遣いの秘書、すべてマッチして、とても優秀な秘書を連想させたのですが。。。

ジュドーは最大までストレスが溜まると口から罵詈雑言を漏らします。仕事をしていると罵詈雑言を漏らす気持ちわかります。ただ、ジュドーのように相手の目の前でそんなことはできませんが、罵詈雑言をいうことで心のバランスをとってるんだろうなぁと思って。共感してしまいました。

さいごに

いかがでしょうか、「レベルが上がらない?」というので気になって手にした本です。本を読んでいると中学校の女の英語の先生が言っていた「継続は力なり」という言葉をふいに思い出してしまいました。努力したことで直接欲しい結果が得られるわけではないですが(努力≠結果)、兎にも角にも努力は必要ということですね。
 本編とは関係ないですが、ルニアの町の宿屋「雪の兎亭」、港町オーリオの宿屋「春風亭」宿屋の名前が個人的に気に入っています。なぜかわかりませんが、何か好きです。見つけたら泊まりたい。。。
以上です。では、ありがとうございました。

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こんにちは、ライトノベルが大好きなシフォンです!
学生時代は日常的にライトノベルを読んでいましたが、
社会人になってからはあまり読む機会がありませんでした。
しかし、最近またライトノベルの世界に戻ってきました。

このブログでは、私が読んだライトノベルの感想やおすすめの作品を紹介しています。
社会人の方々に向けて、スローライフを楽しむためのラノベ読書を提案しています。
ぜひ一緒にライトノベルの世界を楽しみましょう!よろしくお願いいたします!
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